ヘルパー２級とは何か知っていますか？本記事ではヘルパー２級とは何か、についてや初任者研修との違い、取得するメリットについて解説します！
・ヘルパー2級を既に持っている場合
・介護職員初任者研修とは何か？
・初任者研修の取り方は？
・取得するメリット
・まとめ
ヘルパー２級とは？
ヘルパー2級の正式名称はホームヘルパー２級です。実はホームヘルパー２級は2013年に既に廃止されていて、同年に介護職員初任者研修という新たな名称に変わりました。介護職員初任者研修の主な目的は、実際の介護の現場で求められる基本的なスキルを身につけることです。この資格取得から介護のキャリアをスタートされる方も多くいます。
ヘルパー２級を既に持っている場合
ヘルパー２級を既に取得されている方もいらっしゃるかと思います。その場合は、引き続きヘルパー２級取得者と履歴書などに記載することができます。資格効力としては介護職初任者研修と同等に扱われます。「ホームヘルパー2級修了」や「訪問介護員2級養成研修課程修了」と自信を持って書きましょう。ただし、この資格を「介護職員初任者研修修了」として記載することはできないので、その点には注意しましょう。
介護職員初任者研修とは何か？
介護職員初任者研修とは介護の職場で求められる基本的な、スキルを身につけるための資格です。介護職としてのスタート資格で、介護の知識や経験がなくても基礎から学ぶことができます。カリキュラムは講義と実際に体を動かす実技演習により成り立っていて、介護における「生活支援」や、「身体介護」についての基本的なスキルを学ぶことができます。まずは取得がしやすいこの資格から始めていくことが、介護のキャリアを築いていく上で着実なルートだと言えるでしょう。
初任者研修の取り方は？
初任者研修を取るには通信講座とスクーリング（学校に登校し、対面で指導を受けること）を組み合わせて受講する必要があります。カリキュラムは全て合わせて130時間あり、平均的な取得期間は3か月です。全過程の修了後に修了試験を受けて合格することが取得の条件となっています。スクーリングの必要はありますが、スクールによっては夜間コースも設置されているので働きながらの資格取得も可能です。費用の相場は7〜10万円となっています。（また、ハローワークの選考試験に合格すると職業訓練として無料で受けることも可能です。）ご自身に合った受講の仕方を検討いただき、快適に受講しましょう。
取得するメリット
本記事では介護初任者研修を取得することによって得られるメリットを3つ紹介します。
1.介護のキャリアをスタートさせることができる
もちろん資格が全てではありませんが、一般的には資格を取得している方が正社員にもなりやすく、リーダーや管理職へのキャリアアップの可能性も広がります。介護職員初任者研修は介護の入門資格です。この後、実務研修を受け実務期間3年を経ると国家資格である介護福祉士の受験資格を取得することができます。介護職におけるキャリアのスタートとしてこの資格を取得することは、着実なキャリアアップのための１つのルートだと言えます。
2.転職/就職で有利になる
介護職員初任者研修を取得すると、転職や就職活動で有利に働くことがあります。介護施設において無資格に比べると、一定の知識や経験を持っており即戦力として活躍することが見込まれる人材の方が好まれる傾向にあります。履歴書に「初任者研修」を取得した旨の記載があると仕事内容への理解や前向きな姿勢がアピールできるだけではなく、選べる求人の幅が広がるので、より自分に合った環境で働くことにも繋がります。
3.業務の幅が広がる
初任者研修を取得していると、利用者の家に訪問して調理や掃除などを行う生活援助や、食事や入浴などの介護を行う身体介護などのサービスができるようになります。入所した施設で機械のなかった異なった知識や経験を積むことができ、転職活動の際の選択肢を増やすことができるようになります。生活援助や身体介護、その他レクリエーションなどの幅広い業務をした経験は先述の上位資格を目指す上でも貴重な財産となります。
まとめ
今回はヘルパー２級とは何か、についてや初任者研修との違い、取得するメリットについて解説しました。ヘルパー2級は既に廃止された資格ではありますが、今でも同等の資格効力を持っていました。また新たな名称の介護職初任者研修は介護職の入門資格であり、これからキャリアをスタートさせたい方にお勧めの資格でした。本記事が介護の資格について知りたい方や、介護職でキャリアアップを目指す方の一助になれれば幸いです。ところで、介護の求人はどこで探していますか？
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