要介護認定とは?要支援との違い・月の支給限度額についても徹底解説!

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介護保険サービスを受ける際には、要支援・要介護認定というものが必要になります。要支援と要介護はいつくかの種類に分けられています。

本記事では、要介護と要支援の違い・要介護認定の基準、要介護認定の受け方まで徹底解説します。

支給限度額などについても説明するので、介護サービスを検討している方は是非ご覧ください!

要介護とは

要介護とは、高齢者や障がい者が、日常生活での身体的・精神的な機能が低下し、自立した生活が困難になった状態を指します。具体的には、食事・入浴・排泄・着替え・移動などの基本的な生活動作において、自力で行うことができなくなっている状態です。

要介護の程度は、要支援から介護度1~5までの7段階に分類され、介護保険制度に基づいて評価されます。

要介護認定の種類

介護認定は、介護保険制度に基づいて行われ、介護保険サービスを受けるために必要な認定です。認定を受けることで、介護サービスの利用が可能になります。

以下では、介護認定の種類についてみていきます。

要支援

  • 基本的には1人で生活ができる
  • 部分的には介護が必要
  • 利用できるのは介護予防サービスのみ
  • 要支援1〜2に分類される

要支援1は、身体的な病気や障害があるため、日常生活の一部に支援が必要な方を対象としています。要支援2は、認知症や精神障害がある方も含まれ、比較的多くの支援が必要な方が含まれます。

要介護

  • 運動機能、思考力、理解力の低下が見られる
  • 日常生活を1人で行うことができず、介護必須の状態
  • 利用できるのは介護サービス
  • 要介護1〜5に分類される

要介護認定は、身体的な病気や障害により、日常生活の多くの場面で介助や看護が必要な方を対象としています。要介護1は、軽度の介護が必要な方を、要介護5は重度の介護が必要な方を含みます。

月の支給額限度基準

区分支給限度基準額の現状は以下のようになっています。受給者1人あたりの平均費用額が限度額に占める割合は、要介護5で65%です。

区分支給限度基準額の現状

限度額(円)
要支援1 49,700
要支援2 104,000
要介護1 165,800
要介護2 194,800
要介護3 267,500
要介護4 306,000
要介護5 358,300

支給限度額を上回る介護サービスを利用した場合には、その費用は利用者が全額負担する必要があります。

▼出典
厚生労働省「区分支給限度基準額について」(2023年3月8日)

 要介護認定を受けるには

介護認定を受けるまでは、以下のような流れとなっています。

1、福祉事務所への相談

介護認定を受けるためには、まず居住地の福祉事務所に相談します。福祉事務所では、介護認定申請書を受け取り、必要事項を記入します。

要介護認定の申請時に必要なもの

・申請書
・介護保険の被保険者証
・本人確認書類(運転免許証・パスポート等)
・個人番号確認書類(マイナンバー通知書やマイナンバーカード)
・健康保険証(40歳~64歳の方のみ)

申請は無料ですので、お金を準備する必要はありません。

2、医師の診断書の取得

介護認定を受けるためには、医師の診断書が必要です。福祉事務所で受け取った介護認定申請書には、医師が記入する欄があります。医師に診断書を書いてもらい、福祉事務所に提出します。

3、福祉事務所に申請書を提出

介護認定申請書と医師の診断書を揃え、福祉事務所に提出します。

4、認定結果の通知

福祉事務所は、申請書と診断書をもとに、介護認定の結果を通知します。結果には、介護度と介護サービスの利用に必要な費用などが記載されています。

介護認定は、介護保険制度の一環であり、高齢者や障がいを持つ人など、介護が必要な方が受けられる制度です。介護度に応じて、介護サービスの利用が開始できます。

要介護認定を受けたら

1、サービス計画を作成する

介護保険サービスを利用する前に、事前にサービス計画を作成する必要があります。サービス計画は、利用するサービスの種類や利用する時間などを決定するもので、要介護認定を受けた後に地域の介護支援専門員やケアマネージャーと相談しながら作成すると良いでしょう。

2、サービス利用開始

サービス計画が決まったら、介護保険事業所などに申し込みを行います。介護保険事業所は、利用するサービスに応じて派遣されるケアスタッフやヘルパーを紹介し、利用者の自宅で介護サービスを提供します。また、介護保険事業所から利用者が負担するサービス利用料の請求が行われます。

介護保険サービスの利用方法は、地域によって異なるケースがあります。地域の介護支援専門員や介護保険事業所に相談し、詳細な手続き方法を確認することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、要介護と要支援の違い・要介護認定の基準、要介護認定の受け方についてご紹介しました。

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この記事の監修者元サイバーエージェントクリエイティブディレクター:松浦準之助
元サイバーエージェントクリエイティブディレクター:松浦準之助 株式会社SOKKIN 人材副事業責任者

2014年にサイバーエージェントに入社。金融業界を中心に幅広い業界のクリエイティブディレクションに従事。その後、2023年より株式会社SOKKIN でクリエイティブ責任者として従事

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