【介護士の節約意識調査】97%の介護士が節約をしていると回答。「レジャーや娯楽は基本なしで、自宅で過ごしている。」という声も。

調査データ

株式会社SOKKIN(本社:東京都新宿区西新宿6丁目11−3 Dタワー西新宿 16F、代表取締役社長:本間 亮平)は、介護士向け転職エージェント比較サイトを運営し、介護士の転職支援を行っています。
近年消費者物価指数も年々上昇し、日々の生活の中で節約を意識している介護士の方も多くいます。不規則になりがちな生活習慣の中でどのような工夫をして節約を行っているのでしょうか。本調査では、介護士の節約事情について調査を実施しました。

調査サマリー

・97%の介護士が節約を意識している
・「食品」「外食・テイクアウト」を節約している介護士が最も多い
・介護士の節約術として最も多いのは「安い商品を選ぶ」ための工夫
・節約の目的で最も多いのは「貯金するため」。次いで収入が低いや物価が高いという回答も
・85%の介護士がが年収は400万未満と回答
・回答した介護士の4割以上が貯金額は100万円未満
・お金をかけたい項目で最も多いのは「食品」
・健康や品質にこだわり、食品にお金をかけている介護士が多い
・約7割の介護士が現在の収入に満足していないと回答

調査の背景

日銀が2024年6月12日に発表した5月の企業物価指数は122.2と過去最高水準となり、国内で物価の高まりが注目されています。その中、日常生活においてさまざまな工夫を行って節約をしている方も多くいます。介護士も例外ではありません。夜勤なども多く、規則的な生活を送ることが難しい介護士の方々は、どのように節約を行い、どのようなものにお金をかけているのでしょうか。
2024年6月にインターネット調査で実施したアンケートの回答結果をもとに、介護士の「節約を意識しているか」「節約している項目」「節約のために取り組んでいること」「節約の目的」「現在の年収」「現在の貯金額」「お金をかけている項目」「現在の収入に満足しているか」などをお伝えします。

調査の詳細

「(介護士限定)節約に関する簡単アンケート」
介護士の節約について調査する。

・調査日:2024年6月17日〜2024年6月20日
・調査方法:株式会社クラウドワークスのパネル利用によるインターネット調査
・対象者:現在介護士の方
・回収サンプル数:80票

調査結果

97%の介護士が節約を意識している

「Q1.普段、節約を意識していますか?」という問いに対して、「とても意識している」という回答が51%、次いで「やや意識している」という回答が46%という結果になりました。アンケートに回答した介護士の97%が普段節約を意識しているということがわかりました。

「食品」「外食・テイクアウト」を節約している介護士が最も多い

「Q2.どんなものを節約していますか? 」という問いに対して、「食品」が最も多く44票、次いで「外食・テイクアウト」が33票という結果になりました。他にも「日用品」「衣類・ファッション」などの回答も多く見られました。

「Q2-2. 質問2で選んだ節約している項目について、どのように節約を行っているか詳しく教えてください。(自由記述)」という問いに対しては、以下のような声が上がりました。

【食品(以下一部抜粋)】
野菜を自給自足している、電気は使ってない所は消すようにしている。(30代女性)
・スーパーで食品を買う際、賞味、消費期限が近く割引になっているものを意識して買うようにしている。(40代男性)
・スーパーやドラックストアでの買い物の際は、クーポンを有効活用している。(30代女性)
・食料品の価格が高くなったこともありおかずの品を4品から3品に少なくした。色々作っても子供はあまり食べないので特に影響はなかった。(30代男性)

【外食・テイクアウト(以下一部抜粋)】
・夜勤の時などコンビニで買い物をしていたが止めて、お弁当を作ったり水筒を持参するようになった。(40代女性)
・昼食や夕食を外食・テイクアウトせずになるべく作っている。(30代男性)

【日用品(以下一部抜粋)】
・スーパーやドラックストアでの買い物の際は、クーポンを有効活用している。(30代女性)
・定価売りではなく安売りの時にまとめて購入して節約している。(30代男性)

【衣類・ファッション(以下一部抜粋)】
・今まで2カ月に1回ほど衣料品を購入をしていたが、5カ月に1回に衣服代を抑えるようにした。(40代女性)
服はボロボロになるまで買わないようにして節約している。(30代男性)
・洋服や化粧品などはほとんど買わないようにしている。(20代女性)

【電気(以下一部抜粋)】
テレビを捨てた。動画ならパソコンで見ることで電気代が少し下がった。BDなどのプレイヤーもPCで配信を見れば必要ないので余計な電力がカットされた。(30代男性)

【レジャー・娯楽(以下一部抜粋)】
・食品、日用品は広告みて特売品を購入。食品、値引きのもの購入。外食、テイクアウト買わない。化粧品はサンプルなど利用。レジャー娯楽は基本なし、自宅で過ごす。(40代女性)
趣味はウォーキングにしてお金がかからないように節約している。(30代男性)
・こどもがいるが、外食やイオンなど行かずなるべくお金をかけずにできるアクティビティを考えている。エビ捕りや山登り、チューリップを見たり、川遊びをしたりなど。(30代男性)
・今まで月に3回行っていた遊びを月に1回ほどに減らした。遊びもなるべくお金をかからないようにし、水を水筒で持っていったり、家からお菓子を持参して持っていったりして節約している。(40代男性)

【お酒やお菓子等の嗜好品(以下一部抜粋)】
嗜好品は生活にとって絶対に必要なものではないので、買わないようにしている。(30代女性)
・毎日飲んでいたビールを週末だけにした。(30代女性)

【水道(以下一部抜粋)】
・洗濯機の水をふろの残り湯を使っている。(40代後半)

【ガソリン(以下一部抜粋)】
・クルマはなるべく乗らずに自転車に乗るようにしている。(50代男性)

介護士の節約術として最も多いのは「安い商品を選ぶ」ための工夫

「Q3. 節約のために取り組んでいることはなんですか?」という問いに対して、「安い商品を選ぶ」という回答が41票で最も多く、次いで「ポイントやクーポンを活用する」という回答が36票という結果になりました。

節約の目的で最も多いのは「貯金するため」。次いで収入が低いや物価が高いという回答も

「Q4. 節約の目的はなんですか? 」という問いに対して「貯金したいから」と回答した方が44票と最も多く全体の55%に上りました。次いで「収入が少ないから」という回答が34票「物価が高いから」という回答が30票という結果になりました。

85%の介護士がが年収は400万未満と回答

「Q5. 現在の年収はいくらですか?」という問いに対して、「300万円以上400万円未満」が最も多く48%、次いで「150万円以上300万円未満」という回答が29%という結果になりました。

アンケートに回答した介護士のうちの8.5割の年収が400万円以下であるということがわかりました。

回答した介護士の4割以上が貯金額は100万円未満

「Q6. 現在の貯金額はいくらですか?」という問いに対して、「100万円以上300万円未満」という回答が最も多く30%、次いで「50万未満」という回答が28%という結果になりました。

お金をかけたい項目で最も多いのは「食品」

「Q7. お金をかけたいと思っている項目はなんですか?」という問いに対して、「食品」が最も多く20票、次いで「レジャー・娯楽」が17票という結果になりました。

健康や品質にこだわり、食品にお金をかけている介護士が多い

「Q7-2. お金をかけたいと思っている項目について、その理由を教えてください。(自由記述)」という問いに対しては、以下のような声が上がりました。

【食品(以下一部抜粋)】
・食べることで健康を保てるから。(30代女性)
介護業界は体が大事なので、気をつかっている。(30代男性)
・量が少なくてもいいものも食べたい。(20代女性)
・できれば、国産の美味しい物を食べたいから。(40代女性)

【レジャー・娯楽(以下一部抜粋)】
・仕事を頑張る原動力になるから。(20代後半)
娯楽でストレス発散しているのでお金をかけるようにしている。(30代男性)
・ストレス発散の為。好きな事の為なら頑張れるから。(40代女性)

【外食・テイクアウト(以下一部抜粋)】
・食べることが1番好きで、生きがいだから。(20代女性)
・彼氏との楽しみが食事であるため。(20代女性)

【衣類・ファッション(以下一部抜粋)】
・ファッションが好きだからお金をかけるようにしている。(30代男性)

【教育(以下一部抜粋)】
・自身の資格取得のため、講座や講習にお金をかけたい。(30代女性)
・こどもの習い事などは知識や経験を与える機会になるのでどんどんお金をかけて将来の役に立ててほしいから。(30代男性)

【お酒やお菓子等の嗜好品(以下一部抜粋)】
・嗜好品はストレスを紛らわしたり、唯一の楽しみといってもいいから。(30代男性)
・仕事から帰り自宅でお酒を呑むことが唯一の楽しみのため。(40代女性)

約7割の介護士が現在の収入に満足していないと回答

「Q8. 現在の収入に満足していますか?」という問いに対して、「あまり満足していない」が最も多く35%、次いで「全く満足していない」という回答が31%という結果になりました。アンケートに回答した介護士の約7割が現在の収入に満足していないということがわかりました。

今回の調査を通じて

今回の調査で、回答した介護士の97%が節約を意識しており、その中でも日常生活の中での「食品」を節約し、こだわりのある「食品」にはお金をかけている方が多い事がわかりました。また85%の介護士が年収は400万未満であり、約7割が現在の収入に満足していないと回答した事から、世の中の物価が上昇する一方で給与は上昇しないことから節約を強いられているという現状が浮かび上がりました。株式会社SOKKINは、今後も介護士の皆さんがより良い職場環境で働けることを願いながら、現場の声にしっかりと耳を傾け、更なるサービス向上に努めてまいります。

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会社概要

会社名:株式会社SOKKIN
設立日:2021年4月7日
代表者名:本間 亮平
所在地:東京都新宿区西新宿6-11-3 D タワー西新宿 16階
会社HP:https://sokkin.me

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