皆さんは、「ピアヘルパー」という資格を知っていますか?学生を対象とした、日本教育カウンセラー協会認定の資格です。ピアヘルパーの資格を取得することは、介護の業界を目指す方にとってさまざまなメリットがあります。
この記事では、ピアヘルパーについて、資格を取得するメリットから試験の内容まで詳しく解説していきます。
ピアヘルパーとは
そもそも、ピアヘルパーとはなんなのでしょうか。NPO日本教育カウンセラー協会のサイトをもとに、ご説明します。
・同年代の学生の相談にのる、対立場面での仲裁をする
・年少の者の学業や進路・人間関係の相談にあたる
・不登校や障害をもった子どもをサポートする
・様々な場面でのボランティア活動に参加し、ボランティア仲間とともによい関係がつくれ、必要とされればリーダーにもなれる
ピアヘルパーの資格を取ると、心理カウンセラーのような役割が果たせるようになることがわかります。
取得するメリット
ピアヘルパーがどんなものか、理解できたと思います。では、介護職に関わるメリットはあるのか、説明します。
ピアヘルパーの資格が生きる主な活動分野
ピアヘルパーの資格は、主に以下のような分野で活かすことができます。
・家庭教師、メンタルフレンド、教育・福祉ボランティアなどの活動
・看護やリハビリテーションなどの医療や福祉の分野
・サービス指向性のある接客の分野
自分自身にとってのメリット
ピアヘルパーの資格を取得することは、職業でのメリットだけでなく、自分自身にとっての以下のようなメリットもあります。
・適切な自己開示・自己主張ができるようになり、自己肯定感が向上する
・周囲と協調し、必要に応じてリーダーシップを発揮できる能力が向上する
・自分以外のために行動することで、自分自身も成長する
・現在の学生生活を充実させるとともに、将来のAI時代の社会を生きる土台になる
試験内容
ピアヘルパーの試験はどのような内容か、説明します。
受験資格
加盟短大・大学・専門学校の学生で、「ピアヘルパ-の教育内容を含む、講義科目・演習科目または集中講義等の特別研修コ-ス(集中講義等)を2科目4単位(ボランティアに関する科目も可)以上取得ないし取得見込みの者」
日程(2022年の情報)
2022年12月3日(土)、12月4日(日)いずれか1日
※予備日2023年2月4日(土)、2月5日(日)
受験料
4,800円
申込方法
加盟校毎でのお申し込みとなっています。それぞれ加盟校の申込手続きに従ってお申し込みください。
認定要件
① 加盟校が指定する2科目4単位以上を取得する
② 筆記試験に合格する
試験形式
<マークシート選択肢式+記述式>
計90分の筆記試験を所属する加盟校にて受験する。
合格証
合格者には合格証が発行されます。
試験の難易度
ピアヘルパーの難易度について、公式の合格者数の発表などはありませんが、各大学の情報によると、合格率90%〜100%のことが多いようです。それほど難易度は高くないといえます。
勉強方法
合格者の勉強方法を紹介します。
テキストでの自主学習と、勉強会での他者との体験を組み合わせることで、効果的な学びになることがわかりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?この記事では、ピアヘルパーについて、その内容や取得するメリット、試験の概要など詳しく説明してきました。
介護や看護、福祉などの業界で働きたいと考えている方は、ピアヘルパーの資格が取得できる学校はどこか、自分の学校では取得できるのか、調べてみてくださいね。
新しく職場を探したい、という方は「かいごの森」をぜひチェックしてみてください。「かいごの森」ではあなたにピッタリな介護士転職サイトを見つけることができます!