理学療法士になるには?何年かかる?| 国家資格について解説!

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理学療法士になるにはどうしたら良いのでしょうか?さまざまなルートがありますが、それぞれ何年かかるのかどのような経路なのかについて解説していきます!

理学療法士になるには
・理学療法士になるためのルート
・養成学校について
・国家試験について
・まとめ
理学療法士になるには

理学療法士になるには国家資格を取得することが必要です。理学療法士の場合は理学療法及び作業療法士法に基づき厚生労働省が施行します。そして、国家資格を取得するためには文部科学省大臣指定の養成校で3年以上学習し、定められた過程を修了する必要があります。つまり、理学療法士になるには養成学校で3年以上学習し、国家資格を取る必要があるということです。

 

 

理学療法士になるためのルート

理学療法士になるためにはどのようなルートがあるのでしょうか?詳細は以下の図の通りです。

上記の図では養成学校と記していますが養成学校には大きく4つあり、

  1. 専門学校(3〜4年制)
  2. 短期大学(3年制)
  3. 大学(4年制)
  4. 視覚障がい者を対象とした特別支援学校(高等部専攻科で理学療法士の養成課程を専攻)

があります。

 

 

養成学校について

理学療法士になるにはどの学校に通うのが良いでしょうか?それぞれの学校の特徴について解説します。

 

1.専門学校

専門学校には4年制と3年制があり、費用は4年制だと年間約100~175万円、3年制だと115~170万円です。大学に比べると学費は約100万円くらい安いです。専門学校のメリットは基礎分野の授業時間が短く、理学療法士に必要な知識や技術を集中的に学習できる点です。大学では一般教養など基礎分野の授業時間が長いため、総合的に学ぶことは可能ですが専門分野の学に割く学習時間が短くなってしまいます。もしも、将来理学療法士になることを明確に定めている方は専門学校に通うことをお勧めします。

 

2.短期大学

現在、日本において理学療法科のある短期大学は5校しかありません。短期大学に通うメリットとしては大学と同じように専門科目と並行して一般教養科目を学ぶことがでることです。しかし、3年間しかないためカリキュラムはハードになってきます。またもう一つのメリットとしては短期大学士の学位をし得することができるため、就職の際に大学卒として活動できることに加え、後に大学に編入するという選択肢も取れる可能性が生まれます。これは短期大学に通う大きなメリットと言えるでしょう。

 

3.大学

専門学校には国公立大学と私立大学があり、費用は国公立だと年間約60万円、私立大学だと約135~200万円です。大学で学ぶメリットは専門分野だけではなく一般教養なども広く学べることです。特徴として理学療法士として現場に出た際に患者さんの治療や容態などのついて論理的に考えることができるように学問に重きを置いたカリキュラムになっているということがあります。また、大学を卒業していると将来的に大学院に進む選択肢も取れるようになります。これは理学療法士として自分の価値を向上させたい時に役に立つでしょう。(※理学療法士のキャリアアップについてはこちらの記事の後半部分にあります。)また、初任給にも差があり、平均して専門学校卒に比べて1ヶ月あたり1万円くらい高いです。ただ患者さんにリハビリを行って病院に入る診療費は同じなので、給料に関しては大学卒と専門学校卒で、特段大きな差はないです。

 

視覚障がい者を対象とした特別支援学校

理学療法士は視覚に障害がある方も働くことができます。学校によって異なりますが、費用に関して(参考:筑波大学附属特別支援学校)年額は4800円で、その他実習等必要経費として年額約8万円が必要になります。特別支援学校のメリットは視覚障害のある理学療法士に対する経験や知識がある環境で学ぶことができることです。病院との連携も行っており、視覚障害に関する理解や協力がある環境で実習を行うことができます。

 

 

国家試験について

理学療法士になるためには国家資格の取得が必要です。ここでは理学療法士の、国家試験について解説していきます。試験は筆記または口述及び実技試験で行われ筆記では一般問題(解剖学、生理学、運動学etc…)と実地問題(運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学etc…)が問われます。重度視覚障害者に対しては筆記試験の実地問題について代わりに運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び理学療法の口述及び実技試験が行われます。

厚生労働省:理学療法士国家試験について

 

受験のための条件

受験のための条件はこちらの記事にあります。だだし、海外で既に免許認定を受けており日本語検定に合格している方、作業療法士の有資格者は一部の過程が免除されるなど、受験資格取得までの条件が緩和される場合があります。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は理学療法士になる方法や国家資格について解説しました。理学療法士になるための最短の期間はは3年制の養成学校に通い、国家試験に合格することで、つまり3年です。しかし、膨大な知識や技術が必要とされる理学療法士では基本的には4年制の学校でしっかりと学ぶことがおすすめです。本記事が理学療法士を目指される方や理学療法士について知りたい方の参考になれれば幸いです。ところで求人はどこで探していますか?

 

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