副業で収入UP!|理学療法士におススメな副業は?

お仕事

国家資格が必要な専門職である、理学療法士。実は、働き方改革以降、それに伴って副業をよしとしている職場はどんどん増え、リハビリ職で副業をしている人は少なくありません。

この記事では、理学療法士による副業のメリットや注意点、おすすめの副業について解説します。

 

なぜ理学療法士に副業が必要?

メリット① 収入が増える

理学療法士は国家資格であり、病院などは経営が安定しているため収入に関しては非常に安定した職業とはいえますが、その給与額については決して高いとは言えないのが現状です。

令和2年度の理学療法士の平均年収は約418万9千円(平均年齢33.9歳、平均勤続年数6.5年)ですが、これは一般的な会社員と比較すると同じかやや低い年収になっています

そして、リハビリ職は経験年数が給与に大きく関係するため、経験年数が浅い場合はもっと給与が低く、生活に余裕がないと感じる人もいるでしょう。平成30年度における理学療法士の初任給は約23万円、初年度の平均年収額は約303万円で、手取り額となると月20万円を切ることも予想できます。

このような状況により、生活のためやプライベートのためにより多くの収入を求めて副業を始めようと考える人は少なくありません。やはり、「収入が増える」というのは最も大きなメリットだといえます。

 

参考:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査/一般労働者、職種別」

参考:理学療法士さんの年収公開

メリット② スキルアップ

理学療法士の仕事に関連する副業を選んだ場合、理学療法士としての自身のスキルアップにつながるのも一つのメリットです。その場合にはもちろん本業にも活用できる知識が得られるでしょう。

本業と全く関係のない領域の副業を選んだ場合でも、それは新しいスキルを獲得する機会になります。異なる業界や領域に関わることで、自身の視野を広げることもできますし、異なる専門分野の人々とのつながりを築くことで、将来のキャリアやビジネスチャンスにつながる可能性も広がります。

 

副業をする上で注意するべきこと

これまで、収入のUPなど副業のメリットをご紹介してきましたが、もちろんデメリットの存在も無視できません。副業を始める上では、トラブルなどを回避するためにも、注意するべき点を合わせて把握しておくと良いでしょう。

注意点① 勤務先が副業を許可しているか確認すること

副業を始める前提として、勤務先の副業に対する規則を確認する必要があることを忘れてはいけません。副業をOKとする職場は増えていますが、もちろんまだまだ副業に対してマイナスイメージを持つところもあります。自分の職場が副業に対してどんな規則を持っているかわからない場合は、就業規則を確認しましょう。それでもわからなかった場合は、上司や人事部に相談してみると良いかもしれません。また、就業規則で副業が禁止されていても、あらかじめ上司などに相談し勤務先から許可を得ていれば、問題なく副業ができます

注意点② 体力的に問題ないか

理学療法士などリハビリの仕事は非常に体力がいります。リハビリ中に身体を支えたり、車椅子を持ち上げて運んだり、様々な場面において体力面できついと感じる職業です。重労働のアルバイトや長時間の副業により体を壊してしまったり、本業に支障をきたしてしまうようでは本末転倒ですので、体力面・精神面ともに無理のない範囲で副業を選ぶのが大切です。

あくまでも本業は理学療法士であることを忘れないようにしましょう。

 

おススメの副業

つづいては、理学療法士におすすめな副業をいくつか紹介します!

セミナー・講座の講師

理学療法士の資格を活かせる副業として、セミナーや講座の講師があります。

一般向けのリハビリ講座や学生向けのセミナー、同業者向けのセミナーなど様々な種類のものがあります。セミナーの開催は自治体や保健所などを通してすると良いでしょう。近年では高齢者向けの健康や介護予防についてなどのセミナーの重要が高まっていますし、自身の知識や経験をそのまま活かせる仕事ですので、非常にやりがいが感じられる副業です。

スポーツトレーナー

身体の知識が必要なスポーツトレーナーも、理学療法士としての知識を活かせる副業です。経験が豊富であれば、個人契約をして副業をすることもできます。仕事内容はスポーツ選手の怪我のリハビリや予防、パフォーマンス向上のための身体動作の指導などで、まさに理学療法士ならではの副業!といった感じがしますね。個人契約でなくても、スポーツトレーナーのバイトを募集しているところもあるようなので自分に合った条件で探してみましょう。

Webライター・アフィリエイト

文章を書くのが好きな方や、在宅での副業を探している方にお勧めなのが、Webライターアフィリエイトといったネット関連の副業です。ネット環境とパソコンさえあればすぐに始めることができます。

具体的には、理学療法士資格を持つ現役の理学療法士の視点から記事を書くことや、専門家として記事の監修を行うことなどが仕事内容になります。クラウドソーシングサイトなどに登録しておけば、「理学療法士の資格を持つ人に記事を書いてもらいたい!」というような依頼をスムーズに受けることができるでしょう。ブログを書いて、掲載した広告のクリック数に応じた収入が得られるアフィリエイトという方法もあります。

病院・訪問介護のアルバイト

本業の勤務がない時間や日に、非常勤のアルバイトをするという手もあります。そのなかで特に理学療法士としての知識が活かせるのは、整形外科などの病院でのバイトや、デイサービス・訪問介護におけるリハビリのお仕事です。

週1から相談できるところもあるので、自分の体力的に無理のない範囲で働けるところを選びましょう。異なる環境でのリハビリ業務は、本業のみでは培えない経験や学びが得られるので、自身のスキルアップに大きく貢献できる副業です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。あくまで理学療法士としての本業を忘れずに無理のない範囲で行えば、スキルアップしながら収入も増やせる副業はとても魅力的ですね!

この記事が、副業を考えている方の参考になれば嬉しいです。

 

また、副業を始めるきっかけは「収入の低さ」による不満であることが少なくありませんが、副業以外に収入UPを目指すなら、今より給与待遇の良い職場に転職するという手もあります。

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