病気やケガ、加齢などで身体に障害がある方に対して、その基本動作能力回復を目的に日々リハビリやケアを行う理学療法士ですが、そんな職業柄、プライベートでも思わず気になってしまうことがたくさんあるようです。
「あるある!」
今回は、そんな声が聞こえてきそうな、理学療法士のあるあるネタを紹介していきます。
理学療法士あるある
他人の姿勢・動作チェック
プライベートでリラックスしている際も、公共の場などでは無意識に他人の姿勢や歩き方などを観察してしまい、つい仕事モードになってしまうことがあるようです。身体の動作的な知識が豊富で、普段から患者さんを観察している理学療法士ならではの悩みですね。場合によっては、前を歩く人のかかとに注目し、その靴のすり減り方で勝手に歩き方の問題点を見つける、なんてことをしてしまうかもしれません。
鏡の前で動作チェック
気になるのは他人に対してだけではありません。自宅でリラックスしている最中に、自分の身体の特定の部位や筋肉の状態について過度に気にし始め、鏡の前でさまざまなポーズや動作を試してしまうことも。自己チェックや自己診断の一環として行われることもあるようです。鏡の前で変なポーズをしているのを友人や家族にみられたら「何やってるの?」と驚かれるかもしれませんね。
映画・ドラマに思わずツッコミ
ドラマや映画の中に、ケガを負うシーンや病院でのシーンが出てくるというのは珍しい話ではありません。そんな時、普段病院に勤務している理学療法士からすると、「包帯の巻き方がおかしい!」「この人なら車いすより杖を使うべきなのに」など、思わずツッコミせずにはいられないこともあるようです。専門的な知識を持つからこその厳しい意見も散見されますが、普段からプライドをもって仕事をしている証拠でもありますね。
また、先ほどの姿勢・動作チェックも、街中に限った話ではなく、ドラマや映画、あるいはアニメなどを見て、俳優さんやキャラクターの姿勢や動作を無意識に評価し始めてしまうこともあるでしょう。
「お大事に」と挨拶
理学療法士を含む、病院に勤務する人やセラピストなどは、診察が終わった後には「お大事に」と声を掛けますが、これが癖になっているせいでプライベートでも家族や友達に「お大事に」と言ってしまった……なんて事例があります。先生をお母さんと呼んでしまうような恥ずかしさがありますね。
勝手に要介護度チェック
こちらも、街中などで周囲を敏感に気にしてしまうというあるあるです。要介護度チェックとは、高齢者や障害者の日常生活自立度を評価する指標のことで、0~5までの六段階で評価します。車いすや杖をついている人などを見かけたとき、「要介護度2くらいかな」なんて勝手に想像してしまうことがあるようです。
高齢者と道を歩くと……
高齢者に道を聞かれて、そのまま一緒に目的地へ向かう……そんな場面に理学療法士が遭遇した場合、なぜか背中をさすりながら歩いてしまうなんてことが起こり得ます。理学療法士は、普段リハビリなどで腕を支えたり背中をさすりながら一緒に歩くということがあるため、ついそうしてしまうことがあるようです。周りから見ると少し不思議な光景かもしれませんね。
松葉杖の使い方が気になる
松葉杖は、脇の高さや握る部分の高さなど、サイズやバランスがあっていなかった場合はむしろ逆効果になってしまうこともあるそうなのですが、松葉杖を使っている人の中には間違ったバランスのまま使っている人も少なくありません。そんな人を見かけたとき、理学療法士などの専門家なら、「誰がそんな使い方を教えたんだ!」と憤慨してしまうかも……。
アドバイスしてしまう
腰痛や肩こりに悩んでいる人に対してストレッチやエクササイズを教えるなど、友人や家族の悩みや身体の不調に対して専門知識を活かしてアドバイスをすることがあるのはもちろんですが、時には普段の歩き方であったり、食事に出かけた際、食べ物の摂取方法や噛む動作についてアドバイスをしてしまうこともあります。プライベートでは少し煙たがられることもあるので、気になってもぐっと抑えるかほどほどにしたいところです。
スポーツを「理学療法士目線」で解説
プライベートな時間に友人や家族とスポーツ観戦を楽しんでいる最中、選手の動作や、試合中のケガ、あるいはそのリスクについて独自の分析をし、「理学療法士目線」で解説してしまうというのも理学療法士ならではの癖です。リハビリや予防方法についても真剣に語ってしまうかもしれません。
まとめ
いかかでしたか?今回は、理学療法士ならではのプライベートでおこなってしまう癖の数々を紹介しました。真剣に取り組んでいるからこそ、日常生活にもあらわれてしまうようですね。日々患者さんと向き合う身体のプロフェッショナルである、理学療法士のあるあるです。
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