脳卒中になると要介護状態になりやすい!?|前兆や予防法を徹底解説

豆知識

高齢者は、さまざまな病気のリスクを抱えています。その中でも、脳卒中を発症する方の割合は多く、また要介護状態にもなりやすいと言われています。

この記事では、高齢者に多い脳卒中について、その特徴や予防法、発症してしまった時の治療法など、詳しく解説していきます。高齢者ご本人をはじめ、家族に高齢者がいる方や、日頃高齢者と関わる機会の多い介護士さんなども参考になる情報が盛りだくさんですので、ぜひご一読ください。

脳卒中とは

脳卒中とは、脳血管系の疾患のひとつで、脳の血管が詰まったり破れたりして脳が傷害を受ける病気のことです。

脳卒中は一般的に、以下の3種類に分けられます。

脳梗塞

脳梗塞とは、脳の血管が詰まり、ある領域に酸素や栄養を供給する血流が途絶える状態を指します。脳梗塞の中には、動脈硬化で細くなった血管に詰まるラクナ梗塞、血管にコレステロールが溜まり、血の塊ができて詰まるテローム血栓性脳梗塞、心臓など他の部位で作られた血の固まりが血流で流れてきて詰まる心原性脳塞栓症といった種類があります。

出典:大塚製薬

脳出血

脳出血とは、脳を養う小さな血管が破れて、血が脳の組織に漏れ出す状態を指します。

くも膜下出血

くも膜下出血とは、脳を養う大きな血管にできたこぶが破裂し、脳と脳を覆っているくも膜の間に出血が生じた状態を指します。

脳卒中は要介護の原因第2位

厚生労働省が2016年に発表したデータによると、要介護者の介護が必要となった主な原因は、一位が認知症で24.8%、それに次いで二位が脳卒中で18.4%となっています。

この結果を見ても、脳卒中を患うと、介護を必要とする状態になりやすいことがわかります。

 

脳卒中の前兆

脳卒中の概要や危険性がわかったところで、早期発見、治療をするために知っておきたい脳卒中の前兆を解説していきます。心当たりがある方は早めに診療に行きましょう。

突然の強い頭痛

突然、激しい頭痛や普段とは違う頭痛が起こることがあります。

顔や体の片側の麻痺・痺れ

顔や体の片側が突然動かせなくなったり、感覚がなくなったりすることがあります。
顔では、口の片側が笑ったり話したりしても動かない、体では手足の動きが変化するといったことがあるようです。

 

言語障害

突然、言葉が理解できなくなったり、話すことが難しくなったりすることがあります。

ふらつき

突然、めまいがしてふらついたり、歩行や立ち上がりに困難を感じたりすることがあります。

急激な視覚の変化

突然、片側の視力が低下したり、物が二重に見えるなど視覚に異常を感じたりすることがあります。

以上のように、脳卒中の前兆は突然起き、体の片側に症状があることが多いです。
これらの症状が一時的に現れ数分から数時間で改善する場合、一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれる、脳卒中の前兆である可能性があります。すぐ改善したからといって軽く考えず、診察を受けましょう。

 

予防法

脳卒中を引き起こす原因には、「心房細動」「頸動脈狭窄」があります。この頸動脈狭窄が起こりやすい人の特徴として、高血圧高脂血症糖尿病を持つ人が挙げられます。そのため、脳卒中を予防するためには、日頃の生活習慣が大きく関わってきます。以下のポイントを押さえて、脳卒中のリスクを下げましょう。

健康的な食事

バランスの取れた健康的な食事は、すべての病気のリスクを下げる大きな要因になります。野菜、果物、全粒穀物、魚やナッツなどの健康な脂肪といった食品を、適切な量で摂取することを心がけましょう。

適度な運動

ウォーキングやジョギング、筋力トレーニングなど、自分の体の状態に合った運動量の活動を定期的に行うことで、脳卒中のリスクを減らすことができます。

喫煙をやめる

喫煙は、脳卒中になる大きな要因の一つです。脳卒中の心配がある方は、禁煙することをおすすめします。

適正体重を維持する

健康的な食事、適度な運動に重なりますが、一つの目安として適正体重を維持することも心がけましょう。痩せすぎていても、健康に害を及ぼす可能性があります。

過度なアルコール摂取を避ける

過度なアルコール摂取は、喫煙と同じように脳卒中のリスクを増加させます。お酒が好きな方には辛いかもしれませんが、飲む場合も適度な量に抑えましょう。

ストレス管理

身体的な要因だけでなく、過度のストレスが長期間かかり続けているなど、精神的な要因でも脳卒中になる可能性があります。適度な休息やリラクゼーション法を取り入れ、ストレスを軽減しましょう。

 

治療法

脳梗塞の治療

脳梗塞の治療には、t-PAという薬を注射する方法や、血管内治療などがあります。

脳出血の治療

原因が高血圧の場合、血圧を下げる薬を投与します。出血を止めるために止血剤を投与したり、脳の圧迫を止めるために抗浮腫剤を投与したりすることもあります。出血量が多い場合、頭の骨をはずして血の塊を取り除く手術を行うこともあるそうです。

くも膜下出血の治療

脳の血管にできたこぶが破裂したところを塞ぐ手術をします。塞ぐ方法は、頭の骨を外してこぶの根元をクリップではさむ「開頭クリッピング術」と、こぶの中に細い金属のコイルを入れて塞ぐ「血管内コイル塞栓術」の二通りがあります。

 

後遺症

脳卒中が起こると、片側の手足の麻痺や言語障害、食べ物がうまく飲み込めないなど、前兆と同じような後遺症が残る場合があります。早期からリハビリを行うことで改善する可能性もあります。

介護の際は日常生活に工夫を!

後遺症が残る患者さんを介護する際には、以下のような工夫を住宅に施すことが大切です。

  • 段差をなくす
  • 手すりをつける
  • 部屋のスペースを広くする
  • リフトなどを取り付ける

 

まとめ

少しでも心当たりがあれば診療を!

いかがでしたでしょうか。この記事では、高齢者に多い脳卒中について、その特徴や予防法、発症してしまった時の治療法など、詳しく解説しました。

早期発見、治療をすることが重要な病気ですので、少しでも自分に心当たりがある、周りの人で心当たりがあるといった場合は、早めに診療をしましょう。

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この記事の監修者元サイバーエージェントクリエイティブディレクター:松浦準之助
元サイバーエージェントクリエイティブディレクター:松浦準之助 株式会社SOKKIN 人材副事業責任者

2014年にサイバーエージェントに入社。金融業界を中心に幅広い業界のクリエイティブディレクションに従事。その後、2023年より株式会社SOKKIN でクリエイティブ責任者として従事

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