介護の始まりはいつ?|家族の介護のポイントや施設に入れるタイミングを解説

介護施設・老人ホーム
この記事でわかること
・家庭で介護が必要になった時に気をつけたいポイント
・介護を支援するサービス
・施設に入れるべきタイミング

高齢の家族がいる方なら、介護について不安を感じることも多いのではないでしょうか。「親が認知症になったら、仕事も家事も介護もしなければならない、、」「なるべく一緒に生活したいけど、施設に入れなくてはならない日が来るのかな、、」など、家庭によって様々な悩みが尽きないと思います。

この記事では、介護の始まりについて、家庭で介護が必要になった時に気をつけたいポイントや、介護を支援するサービス、施設に入れるべきタイミングなど詳しく解説していきます。不安を抱える方の救いになれば嬉しいです。

増え続ける介護人口

日常生活において介護が必要される「要介護(要支援)」の認定者数は、毎年増加しています。内閣府のデータによると、2000年(平成12年)から2017年(平成29年)の17年間でその数は約2.9倍増加しており、2022年2月には689万人に達しています。

要介護認定について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

少子高齢化が止まらない日本では、誰がいつ介護をする側になってもおかしくない状況だということがわかります。

では、介護が始まる時、その家族はどういった対応をすれば良いのでしょうか。以下で解説していきます。

介護が始まるとき

介護がいつ必要になるのかは、誰にも知り得ません。昨日まで元気だった親が、いきなり倒れてしまったり。大きな事故に遭い、体が不自由になってしまったり。誰しもが、介護をする側にもされる側にもなる可能性があるのです。なので、介護が始まるときに何をすれば良いのか、事前に知っておくことが非常に重要です。

介護の準備

介護者とのコミュニケーション

まず、何より大事なことは介護を受ける本人とのコミュニケーションです。家で家族と生活していきたいのか、今すぐ施設に入りたいのか、など、本人の思いを聞いた上で、家族にとってもっとも良い判断をするようにしましょう。

介護用具の準備や改修

車いす歩行補助具など、介護者の身体状況に応じて必要な介護用具を揃えることが必要です。さらに、家で介護を行っていく場合、手すりベッドレールをつけるなどの改修も必要になります。要介護認定を受けている場合は、これらの用具を借りることができるので、しっかり調べて経済的負担を少なく用意しましょう。

介護計画の作成

介護を始めるときには、これまでと違う状況で目の前のことしか見えなくなってしまいがちです。家族内での介護の役割分担や、介護支援サービスを受けるための手続きなど、誰がいつ何をするのかを計画立てるようにしましょう。計画があることで、やるべきことがスムーズにできるので、介護をする人のストレス軽減にもつながります。関わる人全員に無理のない介護が理想ですよね。

家庭で介護をする時のポイント

安全な環境づくり

家庭で介護をする際には、介護施設のようにバリアフリーな設備が整っているわけではないため、介護者にとって安全な環境づくりが必要になります。介護の準備で述べたような、手すりやベッドレールの設置のほか、介護者にとって危険性がある障害物の除去や、いつでも家族が介護者のもとへ行ける部屋の位置関係にするなど、様々な対応をしましょう。

日々のサポート

介護をする、ということは、これまでは1人でできていた食事、入浴、排泄などの日常生活での行動を介助しなくてはならないということです。これまでに介護の経験がない方にとっては、身体的負担も大きく、さらには家族の不自由な状況を目の当たりにするという精神的負担もあります。

こうしたストレスを覚悟した上で、介護者を日々サポートしていきます。

社会的なつながりを保つ

介護を受ける人は体が不自由なことが多く、家にこもりがちになります。しかし、心身の状態を良好に保つためには、社会的なつながりは欠かせません。介護をする方は、介護者が友人や親族、地域の方とつながりを保つことを意識し、積極的に外に出るようにしましょう。

介護を支援するサービス

日本には、介護を支援する公的なサービスが多く存在します。家族内だけでは限界がある面は、こうしたサービスを活用しましょう。

介護サービス情報公表システム

厚生労働省の介護サービス情報公表システムでは、要介護(要支援)認定を受けた人が介護保険で利用できるサービスが公開されています。その中からいくつかサービスをご紹介します。介護者それぞれのニーズに合わせて、必要なサービスを受けましょう。

居宅介護支援

利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、ケアマネジャーが、利用者の心身の状況や置かれている環境に応じた介護サービスを利用するためのケアプランを作成し、そのプランに基づいて適切なサービスが提供されるよう、事業者や関係機関との連絡・調整を行います。利用者の負担はありません。

福祉用具貸与

指定を受けた事業者が、利用者の心身の状況、希望及びその生活環境等をふまえ、適切な福祉用具を選ぶための援助・取り付け・調整などを行い、福祉用具を貸与します。借りられるものは要介護度によって異なり、要介護1の方が保険給付の対象となる品目は、手すりやスロープ、歩行器などです。利用者負担は、貸与に係る費用の1割(一定以上所得者の場合2割または3割)です。

訪問介護

利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の自宅を訪問し、食事・排泄・入浴などの介護(身体介護)や、掃除・洗濯・買い物・調理などの生活の支援(生活援助)をします。通院などを目的とした乗車・移送・降車の介助サービスを提供する事業所もあります。身体介護だと1回165円〜(20分未満)生活援助だと1回181円〜(20分以上45分未満)で利用可能です。

以上のように、介護のサービスを無料もしくは安価で受けることができます。要介護度ごとに受けられるサービスや値段が変わりますので、詳しく知りたいという方はぜひ介護サービス情報公表システムをご覧ください。

施設に入れるという選択

介護が必要な方の生活の選択肢には、介護施設で生活するというものもあります。これまで一緒に暮らしてきた家族を施設に入れることに抵抗を覚える人もいるでしょう。ですが、介護をする人が追い詰められてしまう状況で家庭での介護を続けるのは、心にも体にも危険なことです。以下に挙げるような状況になっているのであれば、介護施設を利用することを考えましょう。

  • 介護をすることが頭から離れないとき、心に余裕がないと感じたとき
  • 介護をする人が高齢(50代以上)であるとき
  • 仕事の都合などで、介護を受ける人の安全が24時間保証できないとき
  • 介護を受ける人の病状が悪化し、頻繁に専門的な対応が必要になったとき

これらの状況に一つでも当てはまっている場合、施設の利用を考えてください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?この記事では、介護の始まりについて、家庭で介護が必要になった時に気をつけたいポイントや、介護を支援するサービス、施設に入れるべきタイミングなど詳しく解説してきました。

今介護をしている方も、これから介護をする可能性があるかたも、いろいろな心境があるかと思います。日本には、介護を支援する仕組みがたくさんあるので、1人で思い悩まず、周りの人に相談してみてください。介護をする人の笑顔が、介護を受ける人の笑顔につながるはずです。

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